重症心身障害児(者)施設で、質の良い看護や療育の一端を担いたいという看護師におすすめしたい資格があります。
公益社団法人日本重症心身障害福祉協会が認定する重症心身障害看護師という資格です。
5年以上の看護師実務経験と、そのうち3年以上の住所心身障害児(者)の看護経験があれば認定教育機関研修の受講資格が得られます。
3年以内でカリキュラムの12単位をすべて取得することで認定申請が可能です。
その後は研究やレポートの提出で認定更新手続きが受けられます。
認定を受けた教育機関は全国で7つあり、お住まいの地域によっては近隣エリアでの受講が求められます。
全国各地に公益社団法人日本重症心身障害福祉協会加盟の会員施設があるので、勤務をしながら資格取得に向けて取り組むのもよいでしょう。
もちろん、重症心身障害看護師の資格以外にも、重症心身障害児(者)施設で看護をするうえでおすすめできる資格があります。
在宅ケアや呼吸器疾患看護、摂食嚥下障害分野での認定看護師の資格取得は、重症心身障害児(者)のみならず幅広い看護分野で活躍できます。
重症心身障害児(者)施設となる療育園や療養型病棟は数が少ないのが現状です。
その中で協会認定重症心身障害看護師資格取得や看護協会認定看護師資格取得はハードルが高いものとなるかもしれません。
技術を高めることにもつながるため、利用者一人ひとりに寄り添った看護を目指したい人はぜひ資格取得を検討してはいかがでしょうか。